ufwコマンドを使ってファイアウォールを設定する

0.ufwとは

Linuxで標準的に利用されているiptablesよりも簡単にファイアウォールが設定できるツール。複雑な設定はできないものの、単純な設定を行う場合には有効な模様。

1.デフォルトですべての通信を遮断する

最初にすべての通信を遮断するように設定しておき、許可する通信を追加していきます。

$ ufw default DENY

2.ルールの追加とその削除

allow "ポート番号"とすると許可するポート番号を追加することができます

$ ufw allow 22

/etc/servicesに書かれたサービス名で通信を許可することができます

$ ufw allow ssh

登録されているアプリケーションの単位で指定することも可能です。
アプリケーションの一覧から app list としてアプリケーションを確認して、allowすることで通信を許可することができます

$ ufw app list
$ ufw allow OpenSSH

追加したルールを削除するにはdeleteをつけて実行します

$ ufw delete allow ssh


3.特定のIPアドレスからの接続のみ許可する

from とつけることで、特定のIPアドレスからのみアクセスすることができるようになります

$ ufw allow from 192.168.1.10

特定のIPアドレスがアクセスできるポートを指定することもできます

$ ufw allow from 192.168.1.10 to any port ssh

アプリケーション単位で指定する場合は以下

$ ufw allow from 192.168.1.10 to any app OpenSSH

参考:第76回 Ubuntuのソフトウェアファイアウォール:UFWの利用(1)

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