Ubuntuの覚書

プログラムのアップデート(windowsのアップデートみたいな感じ?)

パネルのシステム→アップデート・マネージャから。

端末から実行するには
apt-get update
apt-get upgrade

アプリケーションの追加と削除

パネルのシステム→Synaptic・マネージャから。

端末でインストールされたアプリケーションを確認するには
dpkg -l
dpkg -l [パッケージ名]
(iiはインストール済み、unはインストールされていない)

インストールするには
apt-get instal パッケージ名

アンインストールするには
apt-get remove パッケージ名

debパッケージのインストール / アンインストール

dpkgパッケージ(拡張子.deb)のインストールを行う場合は、オプションの「-i」を使用する

dpkg -i パッケージ名

アンインストールには「-r」を使用する

dpkg -r パッケージ名

デーモン(サービス)の起動と停止
端末からのみ可能?
"sysv-rc-conf"というコマンドでランレベル(コンピュータの動作状態)に応じたデーモンの起動・停止を制御できる

ubuntuのランレベルは以下のようになっている模様
0:シャットダウン
1,S:シングルユーザモード(ネットワークを起動しない)
2-5:マルチユーザモード
6:リブート

IPアドレスの設定
システム→設定→ネットワーク接続で設定

端末からはifupdownというパッケージを使用することで設定可能な模様(試していない)。
"/etc/network/interfaces"を編集する。

起動時にプログラムを起動する(スタートアップ)
設定の自動起動するアプリに追加する。

端末で追加するには、ホームフォルダにある".profile"というファイルに記述することでプログラムを起動できる

隠しファイルの表示
ディレクトリを開いて、メニューの表示から隠しファイルを表示するを選択。

端末から確認する場合は、lsに-aのオプションを付加する
ls -a

ログの確認
ログは /etc/log/ の下にあるファイルに書き込まれる

/var/log/auth.log
認証に関するログ
/var/log/kern.log
カーネルに関するログ
/var/log/syslog.log
システムに関するログ
/var/log/deamon.log

・・・他にも各種デーモンが出力したログもある模様。

コマンドを使ってみました

UbuntuでLinuxのコマンドをいろいろと試してみました。
sudo apt-get install manpages-ja
しておくと
man [コマンド]
が日本語になってちょっと便利です。


システム管理
                                                     
内容コマンド
ドライブの使用量を表示するdf -h
プロセスを終了する/ログアウトするexit
2001年12月31日1時1分にシャットダウンするshutdown -h 0112310101
すぐにシャットダウンするshutdown -h now
すぐにリブートするshutdown -r now
メモリやCPUの使用状況を調べるvmstat
カレンダー表示cal
日時表示date
ターミナルで動いているプログラムを調べるps
実行中のプログラムを調べるps alx
プロセスIDをツリー形式で表示するpstree -p
プログラムを終了するkill [プロセスID]
定期的にプログラムを実行するcrontab -e

ファイル管理
                                                                                   
内容コマンド
ファイルの内容表示cat [ファイル名]
現在のディレクトリを確認pwd
ディレクトリ内のサイズを確認するdu -h [ディレクトリ名]
ディレクトリに移動するcd [ディレクトリ名]
ファイル名を一覧表示する(ファイル名でソート)ls -1 [ファイル/ディレクトリ名]
ファイル名を一覧表示する(タイムスタンプでソート)ls -1 --sort=time [ファイル/ディレクトリ名]
ファイル名を一覧表示する(アクセス時間でソート)ls -1 --time=use [ファイル/ディレクトリ名]
ファイル名を一覧表示する(ファイルサイズでソート)ls -1 --sort=size [ファイル/ディレクトリ名]
ファイル名を一覧表示する(拡張子でソート)ls -1 --sort=extension [ファイル/ディレクトリ名]
ファイル名を逆順にソートして一覧表示するls -r1 [ファイル/ディレクトリ名]
ディレクトリを作成するmkdir [ディレクトリ名]
ファイル/ディレクトリをコピーするcp [コピー元] [コピー先]
ファイル/ディレクトリをサブディレクトリを含めてコピーするcp -r [コピー元] [コピー先]
ファイル/ディレクトリを移動するmv [移動元] [移動先]
ファイル/ディレクトリの名前を変更する(※移動と同じ)mv [変更前] [変更後]
ファイルを削除するrm [ファイル名]
ディレクトリを中のファイルを含めて削除するrm -rf [ディレクトリ名]
シンボリックリンク(ショートカット)を作成するln -s [リンク元] [リンク先]
ファイル/ディレクトリを高速に検索する(※ワイルドカード使用不可)locate [ファイル/ディレクトリ名]
ファイル/ディレクトリを検索する(※ワイルドカード使用可)find -name [検索するディレクトリ] [ファイル/ディレクトリ名]
ファイル/ディレクトリを検索した結果をコマンドに渡すfind -name [検索するディレクトリ] [ファイル/ディレクトリ名] -exec [コマンド] {} \;

圧縮・解凍
                   
内容コマンド
tar.gzip形式で圧縮するtar zcvf [圧縮後のファイル名(拡張子.tar.gz)] [圧縮するファイル/ディレクトリ名]
tar.gzip形式を解凍するtar zxvf [解凍するファイル名]
zip形式で圧縮するzip -r [圧縮後のファイル名(拡張子.zip)] [圧縮するファイル/ディレクトリ名]
zip形式を解凍するunzip [解凍するファイル名]

権限管理
                   
内容コマンド
所有者(u)とグループ(g)の権限に読み込み(r)と実行(x)の権限を付加(+)するchmod ug+rx [ファイル/ディレクトリ名]
その他のユーザー(o)の権限から書き込み(w)と実行(x)の権限をサブディレクトリを含めて削除(-)するchmod o-wx -R [ファイル/ディレクトリ名]
ファイルやディレクトリの所有者を変更するchown [変更するユーザ名] [変更するファイル/ディレクトリ名]
ファイルやディレクトリのグループをサブディレクトリを含めて変更するchgrp -R [変更するグループ名] [変更するファイル/ディレクトリ名]/td>

感想
    他にもたくさんのコマンドがあるので、使ったときに追加していこうと思います。
 

シェルを使ってみました


シェルについて

  シェルとは、ユーザーインターフェースのひとつで、コンピュータに指示をだすためのプログラムのことです。Ubuntuでは端末でシェルを使うことが可能で、これによって様々なプログラムの起動や制御ができます。

シェルにはいくつかの種類があるようですが、今回はLinuxで標準実装されているbashの使い方について調べてみました。

コマンドについて

  シェルでコンピュータに指示をだすことをコマンドと呼ぶようです。コマンドには様々な種類があり、"ー"のついたアルファベットで表されるオプションによって動作を細かく指定することができる場合もあります。

入力補完機能

  途中まで入力された内容からコマンドやファイル名が特定可能な場合には、Tabキーを押すことで入力を補完することが出来ます。
また、Tabキーを2回押すことで入力できる候補の一覧を表示することが出来ます

コマンドの履歴

以前に入力したコマンドの履歴を「↑」や「↓」を入力することで呼び出すことが出来ます。

画面のクリア

  Ctrl+l を押すことで画面の文字を消すことができて、ちょっと見やすくなります。

変数

  変数には名前をつけて値を設定することができます。この変数は、シェルの中で使用されるため、シェル変数とも呼ばれています。

 現在設定されているシェル変数の一覧を見るには set というコマンドを実行します。

※ シェル変数の一覧表示
$ set

  変数には名前=値という書式で値を設定することができますが、このとき = の前後に空白を開けることはできません。
変数は大文字と小文字が区別されるので注意が必要です。
文字列もそのまま格納できますが、スペースなどを含む場合には””(ダブルクォート)で囲む必要があります。

※ 変数名=値 で値を設定
$ var=123
$ var=abc
$ var="ls -l"

コマンドの実行結果を格納することもできます。

※ 実行結果の格納
$ var=pwd

 変数の値を参照するには、変数の前に$をつけます。
変数の値を明確にしたい場合には{}で囲む必要があります。

※ $変数名 で変数の値を表示
$ echo $var
$ echo ${var}

 シェル変数とは別に環境変数とよばれる変数も存在しており、env というコマンドで一覧を表示することができます。
環境変数に値を設定する場合には、一度シェル変数を作成した後、export とすることでシェル変数を環境変数にすることができます。

※ 環境変数の表示
$ env

※ 環境変数の設定
VAR="abc"
export VAR

  環境変数は実行中のシェルの中だけでなく、他のシェルやプログラムにも影響を与えるため、変更には注意が必要です。

コマンドサーチパス

  コマンドは環境変数PATHで指定された順番にしたがって実行されます。
(echo $PATH で表示された左側のパスから順に実行されます)
このため、コマンドはPATHで指定された場所に格納する必要があり、同じ名前のコマンドが存在する場合には先に指定されているコマンドが実行されることになります。

パイプ

  パイプという機能を使うとコマンドの結果を次のコマンドに受け渡すことができます。
実行は左から順に行われ、右のコマンドに渡されます。

※ 結果の受け渡し(コマンド1 | コマンド2 | コマンド3 ...)
$ ls --help | more

リダイレクション

  キーボードを使った入力を標準入力、端末を使った画面出力を標準出力、端末を使ったエラー画面の出力を標準エラー出力といい、これらの入力や出力をファイルに変更することをリダイレクションといいます。

実行結果を書き込みたい場合は">"、追加で書き込みたい場合は">>"を使ってファイルに書き出すことが出来ます。
また、エラーは"2>"のように2をつけることでファイルに書き出すことが出来ます。

応用として、画面に実行した結果を出力したくない場合にはリダイレクトでファイルを書き出す場所に /dev/null とすることで捨ててしまうこともできます。

※ ファイルに実行結果を書き込む
$ who > date.txt

※ ファイルに実行結果を追加して書き込む
$ date >> date.txt

※ ファイルにエラー内容を追加して書き込む

$ ./hoge.sh 2>> error.txt

※ ファイルに実行結果とエラー内容を別々に追加して書き込む
$ ./hoge.sh >> success.txt 2>> error.txt

エイリアス

  コマンドに別名をつけて覚えやすく、簡単に使えるようにします。

※ alias 名前='コマンドライン'
$ alias rm='rm -i'

終了ステータス

  最後に実行したコマンドの状態(終了ステータス)は、特殊な変数 $? に設定されます。
設定される値は、正常に終了した場合は0、失敗した場合は0以外になります。

  また、コマンドが成功した場合のみ次のコマンドを実行するには
$ コマンド1 && コマンド2
とし、コマンドが失敗した場合のみ次のコマンドを実行するには
$ コマンド1 || コマンド2
と記述することができます。

ワイルドカード

  ファイル名、ディレクトリ名は、ワイルドカードとよばれる文字列で置き換えることが加能です。
*などの文字を展開してほしくない場合は、シングルクオートでくくります。

※ *  : 0文字以上の任意の文字列に置き換え
※ ?  : 1文字の任意の文字に置き換え
※ [] : 囲まれている任意の1文字に置き換え。[0-9][a-z][A-Z]という指定もできる
※ {} : 囲まれている任意の複数文字に置き換え。カンマで区切って記述する

$ find -name file.*
$ find -name file.???
$ find -name [fF]ile.txt
$ find -name file[0-9a-fA-F].txt
$ find -name fle.{png,jpg,gif}

ジョブの制御
  Ctrl+c を押すことで実行中のコマンドを停止することができます。

シェルスクリプトについて

  テキストファイルに書いたコマンドを、記述した順序に実行することができます。
このテキストファイルをシェルスクリプトと呼びます。

この機能によって、毎回コマンドを記述する必要がなくなり、時間がかかる処理の終了を待つ必要もなくなります。

シェルスクリプトの先頭には、シェル(/bin/sh)で実行することを明示し、実行属性を付与する必要があります。

※ シェルとして実行することを明示
$ !/bin/sh

※ 実行属性を付与必要
$ chmod u+x ファイル名.sh

  シェルスクリプトの実行は、

$ sh ./ファイル名.sh

またはファイル名の記述で行うことができます。

$ ./ファイル名.sh

実行結果はリダイレクトによって知ることが出来ます。

感想
ほかにも、ファイル名などの置き換えや、条件判断や繰り返しなど、いろんな機能があるみたいですが、このあたりは必要になったら調べて追記していきたいと思います。

viを使ってみました

vimの必要性とviの違い

  端末からテキスト形式のファイルを編集するには、テキストベースで動作するエディタが必要です。今回はLinux系のOSで広く使われているvimというテキストエディタを使ってみました。

  vimはviというエディタに機能が追加された高機能なエディタです。2000年以降のOSは、viに代わってvimが標準装備されるようになってきており、Ubuntuでもコマンドラインからviと入力するとvimが起動されました。

メモ帳との違い

メモ帳との大きな違いは、ノーマルモードビジュアルモード挿入モードコマンドモードなどの状態が存在することです。さらにいくつかのモードが存在するようですが、基本的にはこの4つのモードを覚えておけば使えそうな感じです。

  • ノーマルモード
    起動時のモード
    で、編集や移動が可能。他のモードからESCを押すことでこのモードに移行できる
  • ビジュアルモード
    領域選択に特化したモード。ノーマルモードからvをタイプすることでこのモードに移行できる。"-- ビジュアル --"と表示される
  • 挿入モード
    文字の入力が可能。ノーマルモードからi,I,a,Aをタイプすることでこのモードに移行できる。"-- 挿入 --"と表示される
  • コマンドモード
    ファイル操作や検索などが可能。ノーマルモードから":","/"," ?"を押すことで移行できる。画面下部に入力した文字が表示される
よく使う操作

- ファイル -
内容 コマンド
新規作成 :e [存在しないファイル名]
開く :e [ファイル名]
別名で保存 :w [ファイル名]
保存 :w
終了 :q
変更を破棄して終了 q!


編集
内容 コマンド
元に戻す u
やり直す Ctrl + r
切り取り d
一行切り取り dd
クリップボードに切り取り Ctrl + Delete
コピー y
一行コピー yy
クリップボードにコピー Ctrl + Insert
貼り付け(カーソルの左) P
貼り付け(カーソルの右) p
クリップボードから貼り付け Shift + Insert
範囲選択 v(ビジュアルモードに移行)
すべて選択 1GvG(ビジュアルモードに移行)

移動
内容 コマンド
k または ↑
j または ↓
h または ←
l または →
行の先頭に移動 0
行の末尾に移動 $
ファイルの先頭に移動 1G
ファイルの末尾に移動 G
指定行に移動 (指定した行)G
ページを前に移動 Ctrl + f
ページを後ろに移動 Ctrl + b

検索
内容 コマンド
検索 /
次を検索 n
前を検索 N

その他
内容 コマンド
ノーマルモード切替 ESC
インサートモード切替 i(カーソルの左にinsert)
I(行の先頭にinsert)
a(カーソルの右からappend)
A(行の末尾からappend)
ビジュアルモード切替 v
削除 DEL
改行の削除 J

感想
最低限の操作は覚えられたと思うので、ほかにも色々な機能があるのでおいおい覚えていこうと思います


注1:viではコピーのことはヤンクと呼びます

ユーザとグループについて


Windowsとの違い

  Linuxのユーザとグループについてまとめてみました。

なお、ユーザやグループの追加や変更はシステム→システム管理→ユーザとグループからおこなっています。

ユーザとグループについて

  ユーザは一つのパソコンを何人かで使うときに使うもので、マイドキュメントのように自由に使えるディレクトリが /home/<ユーザ名> になっています。

また、ユーザは複数のグループに参加することができ、グループに参加することで特定のファイルやディレクトリにアクセスできる権限を持たせることができます。

 このため、グループを変更することで、他のグループから閲覧や削除ができないディレクトリを作ったり、インターネット接続などのデバイスの使用を制限したりすることができます。




パーミッション(アクセス権)について

  このようにファイルやディレクトリにアクセスできる権限のことをパーミッションといいます。

すべてのファイルやディレクトリには所有者と所有グループが決められており、それ以外のユーザを合わせたそれぞれに「読み込み」「書き込み」「実行」の権限を与えることができます。


■所有者の分類
  • 所有者(Owner権限)
  • 所有グループ(Group権限)
  • その他(Other権限)

■所有者の権限
  • 読み取り
    ファイルの場合は閲覧、ディレクトリの場合は内容を表示することができる
  • 書込み
    ファイルの場合は書き込みや削除、ディレクトリの場合は中にあるファイルやディレクトリを新規作成したり削除したりできる
  • 実行
    ファイルの場合はプログラムとして実行、ディレクトリの場合は移動することができる

パーミッションの表記

  パーミッションを設定する場合は、主に「755」などの3桁の数字で設定します。左の数字が所有者の権限、中の数字が所有グループの権限、右の数字がその他の権限を表します。

  それぞれの桁は、4が読み込み許可2が書き込み許可1が実行許可を表す数字であり、この数字を足し合わせることで権限の組み合わせを表現しています。このため、す
べてを足し合わせた7は読み込み・書き込み・実行のすべての権限があることを示しています。

また、パーミッションを表示する場合は、-rw-r--r--などの表示が用いられ、この場合は"r"が読み込み許可"w"が書き込み許可"x"が実行許可を表し、"-"の表示で許可しないことを示しています。

左から2〜4桁目は所有者の権限、左から5〜7桁目は所有グループの権限、右3桁はその他の権限を表します。
(1桁めはファイルやディレクトリなどを表すのに使用。詳細はlsコマンドの解説などを参照)

■パーミッションの表記
0:---
1:--x
2:-w-
3:-wx
4:r--
5:r-x
6:rw-
7:rwx


sudoについて

  Linuxのディストリビューションによっては、すべてにアクセスできる権限を持ったrootとよばれるユーザが存在している場合がありますが、Ubuntuではrootのユーザは存在していません

このため、Ubuntuで権限を越えた処理を行う際にはsudo(すーどぅー)というコマンドを使って処理を行うことになります。

  sudoはrootの権限を分散してユーザごとに細かく権限を設定することを可能にし、何人かでシステムを管理する場合にもrootのパスワードを共有する必要がなくなるコマンドのことです。

  Ubuntuの初期設定では、sudoというグループadminというグループに所属していれば、sutoした時にすべてのユーザ権限ですべての処理が実行できる大雑把な設定になっています。
インストールした時に作成したユーザはadminというグループに所属しているため、sudoとすることでrootと同様に色々な処理が行えるようになっていたみたいです。



▽参考URL:
パーミッションとは【permission】 - 意味・解説 : IT用語辞典 e-Words

@IT:止められないUNIXサーバのセキュリティ対策 第5回 サービスをセキュアにするための利用制限(3)〜管理者権限の制限のためのsuとsudoの基本〜

ディレクトリ構成についてしらべてみました!

Windowsのフォルダ構成とLinuxのディレクトリ構成?
  WindowsではマイドキュメントやProgram Filesの使い分けがなんとなくわかるのですが、Linuxでのフォルダ構成はどのようになっているのかちょっとだけ調べてみました。

  あと、Linuxではフォルダのことをディレクトリと呼び、"C:\"の斜めの棒を反対の"/"と書くみたいです。

ディレクトリ構成
  • /
    すべてのファイルとディレクトリを格納した基本になるディレクトリ(注1)
  • /bin
    管理者と一般のユーザの両方が使う一般的なコマンドを格納(ユーザが新たにコマンドをインストールできない)
  • /boot
    起動に必要なファイルとOSの中核になる部分(カーネル)を格納
  • /cdrom
    /media/cdrom へのシンボリックリンク
  • /dev
    周辺装置(デバイス)を制御する際に用いられるファイル(注2)を格納。deviceの略
  • /etc
    システム全体の設定用のファイルを格納
  • /home
    ユーザ毎に作られた個人用のディレクトリ(ホームディレクトリ)。ユーザが作成したファイルやユーザごとの設定ファイルを格納
  • /lib
    共有のライブラリを格納
  • /lost+found
    ディスクをチェックしたときに作られる、破損ファイルの断片を格納
  • /media
    フロッピーディスクやCDなどの周辺機器をマウント(操作可能にすること)するディレクトリ
  • /mnt
    システム管理者用の、ファイルシステムを一時的にマウントするディレクトリ
  • /opt
    パッケージ管理システム以外の方法(注3)で比較的大きなソフトウェアをインストールするディレクトリ
  • /proc
    システム情報やOSの設定など、カーネル内部の情報にアクセスするためのファイルを格納
  • /root
    管理者専用のホームディレクトリ。/homeが壊れても管理者だけは作業できるように別になっている
  • /sbin
    起動やシャットダウンなど、管理者が使用するシステム標準コマンドが格納されているディレクトリ。sはsysytemの略
  • /selinux
    調査中・・・
  • /srv
    HTTP, FTPなどのサービス用のデータが入っているディレクトリ。serviceの略
  • /sys
    デバイスやドライバの情報をユーザが見たり設定したりするためのファイルを格納
  • /tmp
    一時的な作業用のディレクトリで、再起動するときれいに削除される
  • /usr
    システムで提供していない、共有可能なファイルを格納。パッケージで提供されたほとんどの実行可能ファイルは/usr/bin に格納し、パッケージシステム管理外のものは/usr/localに格納される。
    値が変更されるものは/varや/var/localなどに格納する。
    /usr/localのディレクトリは、/usrと似たものになっている(/usr/local/bin、など)
  • /var
    variable の略で、作業用の可変的なファイルを格納

感想
  ひととおり見てみましたが、同じようなディレクトリがたくさんあるし、わからない言葉も多ですが、徐々に覚えていこうと思ってます

▽参考URL:
Ubuntuのディレクトリ構造について - Ubuntu Japanese Wiki
各ディレクトリの役割を知ろう(ルートディレクトリ編) - @IT
各ディレクトリの役割を知ろう(サブディレクトリ編) - @IT

注1:Windowsでは"C:\"のようにドライブがルートになるが、Linuxでは / に格納されている
注2:Linuxは各種のデバイスもファイルとして扱う
注3:他のLinuxでは、パッケージ管理システムでインストールしたプログラムも格納されるみたい

ソフトウェアをインストール & ゲームで遊んでみました

ソフトウェアのインストール方法
  ソフトウェアのインストールは、前回使ったパッケージ管理ソフトのAPTでもできましたが、"Ubuntuソフトウェアセンター"を使えば分類されて説明が書いてある一覧からソフトを選ぶだけでインストールが可能です。

テキストエディタをインストール
  まずは最初から入っていたgEditというテキストエディタよりも動作が軽くて文字化けしにくい"Leafpad"というソフトウェアをインストールすることにしました。

方法は簡単でした。
まず、メニューアプリケーションにあるUbuntuソフトウェアセンターを起動します。
その後、表示された画面の"アクセサリ"の中からLeafpadを選択して、"インストール"ボタンを押すだけでインストールできました。

  あと、次からテキストファイルを開くときにLeafpadを使うように設定を変えることにしました。

これは、"適当なテキストファイルを右クリック"して表示される"プロパティ"を選択して、表示された画面の"開き方"のところをLeafpadにすることで、次回以降テキストファイルがLeafpadで開くようにできました。

ゲームで遊んでみました
  ついでにいくつかゲームもインストールしてみました。

方法はテキストエディタと同じようにUbuntuソフトウェアセンターから、ゲームを選択してインストールできました。

なかでも"Beneath a Steel Sky"というゲームが面白いです。




アメコミ風のオープニング(ESCキーでスキップ可能)から始まるゲームで、マウスをクリックして進めます。

操作方法は
左クリック・・・調べる
右クリック・・・使う/拾う
F5キー・・・コントロールパネルを開く

英語なのでストーリーはなんとなくしかわかりませんが。。。

感想
  Windowsと同じように実用的なもの、怪しいものがたくさんあって面白いです。
ファミコンやDSのエミュレータらしきものまであるのですが。。。

パッケージを更新しました & APTを使ってみました

パッケージとは?
  パッケージとはソフトウェアやライブラリ(プログラムの部品)などをまとめたものを指す言葉だそうです。

今回は古くなったパッケージを新しいパッケージに更新して、安全で快適に使えるようにしました。

パッケージ管理ツールを使った更新
  APTというツールでソフトウェアを更新します。

Ctrl+Alt+Tで端末を起動し、
sudo apt-get update[Enter]
でパッケージを管理するサーバ(リポジトリ)から、最新の状態を入手し
sudo apt-get upgrade[Enter]
と入力することで取得した状態に更新することができました。

  また、メニュー→システム→システム管理にある、アップデートマネージャ内部的にAPTを使って自動的に更新を行ってくれるソフトウェアです。
デフォルトの状態では毎日アップデートの確認を行う設定になっていました。

パッケージ管理ツールを使ったインストール
  パッケージの更新ではなく、新しいパッケージをインストールするには、
sudo apt-get instal パッケージ名[Enter]
と入力することでインストールを行うことができるようです。

  パッケージを削除するには
sudo apt-get remove パッケージ名[Enter]
と入力すると削除することができるようです。

  また、メニュー→システム→システム管理にあるsynapticは、内部的にAPTを使ってインストールや削除が行えるソフトウェアだそうです。

まとめ
  わからない言葉が多かったのですが、なんとかソフトウェアの更新を行うことができるようになりました

▽参考URL:
パッケージ管理システム - Wikipedia

パッケージの形式
  Linxには配布形式(ディストリビューション)によってパッケージの形式が異なっているようです。

Ubuntuは"Debian GNU/Linux"をベースに開発されているためDebian(デビアン)系と呼ばれるLinuxで、他にもRed Hat系とよばれる"Red Hat Linux"をベースに開発されたLinuxもあるそうです。

  • Debian系
    "deb"という形式のパッケージを使い、dpkgやAPTなどのツールを使ってパッケージを管理
  • Red Hat系
    "rpm"という形式のパッケージを使い、rpmやyumなどのツールを使ってパッケージを管理

デスクトップのカスタマイズ

  とりあえず形から入ろうということで、背景画像やアイコンなどのデスクトップ環境を自分好みに変更しました。

ちなみに、UbuntuはGNOME(妖精のノームと同じ綴りでもグノームと読みます)という種類のインターフェースを採用しているようです。

1.背景画像の変更
  まずはぼんやりとした紫色の壁紙をきれいな橙色の花に変更しました。

手順は、デスクトップの上で右クリックして、外観の設定の"背景"から花の画像を選択。

2.デスクトップ画面にゴミ箱を表示
  画面右下にゴミ箱が表示されていますが、デスクトップにもゴミ箱を表示することにしました。

キーボードでAlt+Ctrl+Tを同時に押して表示した端末(ターミナル)の画面(注1)"gconf-editor"と入力して、設定エディタを表示させます。

その後、apps→nautilus→desktopの中にあるtrash_icon_visibleの値にチェックを入れると、デスクトップにゴミ箱が表示されました。

3.テーマとタイトルバーのアイコン位置を変更
  背景画像の変更と同じように外観の設定を表示した後、"テーマ"を選択して"Dust"に変更しました。

あと、Windowsと最大化ボタンや閉じるボタンの位置が違うのが気になったので、位置を変更することにしました。

2.と同様の手順で設定エディタを表示して、apps→metacity→generalのbutton_layoutの値を"menu:minimize,maximize,close"に書き換えるとWindowsと同じボタンの配置にできました。

4.パネルの変更
  上下にあるバーのことをパネルと呼ぶみたいです。

このパネルの右上の端にある電源を切るマークとユーザー名が書いてあるアイテムがいらないので削除しました。

方法はパネルにあるアイテムの上で右クリックして、"パネルから削除する"を選択することで削除できました。なお、シャットダウンやハイバネート(注2)などは左上のメニューにある"システム"から行うことができるようになりました。

  あと、"ロックする"のチェックをはずすことで"移動"ができるようになったので、いろいろとパネルの配置を変更してます。

  最後に、メニューの"アプリケーション"からよく使いそうなランチャ(注3)を右クリックして、"このランチャをパネルに追加"とすることで、パネルに簡単にソフトを呼び出せるアイテムを追加しました。

感想
  いろいろな部分を変更することで、前よりも使いやすいデスクトップになったと思います♪


注1:端末について
  端末とは、グラフィカルなインターフェースが用意されていないソフトウェアを操作できる、文字を使った入出力を行うソフトウェアみたいです。ターミナルとも呼ばれています。
ショートカットキーには、Alt+Ctrl+Tが割り当てられていました。

注2:ハイバネート
Windowsでいうところの休止状態。コンピュータの電源はオフになりますが、状態は保存されています。なお、サスペンドはコンピュータの電源がオンのままのためすぐに動作が可能な状態なのだそうです。

注3:ランチャ
プログラムを呼び出すためのソフトウェアだそうです。

Ubuntuをインストールしました!

  まずは、ハードウェアを管理・制御するために使う基本ソフト(OS)をインストールしました。

これまで使っていたWindowsではなく、簡単だと評判のUbuntu(ウブントゥ)という種類(ディストリビューションというらしい)のLinuxをインストールしています。
バージョンは"Ubuntu 10.04 LTS(Lucid Lynx)"(注1)でした。

1.デスクトップ版のCDイメージをダウンロード
  デスクトップ版とサーバ版がありますが、構成が違うだけで後からサーバにもできるようなので、見た目が賑やかなデスクトップ版をインストールすることにしました。

まずはダウンロードページからCDイメージ(.isoファイル)をダウンロード。

2.CDイメージをCD-Rに書き込む
  次に、ダウンロードしたCDイメージをCD-Rに書き込みます。

3.インストールする
  パソコンに先ほど書き込んだCDを入れてパソコンを起動するとインストール画面が表示されます。指示された通りにインストールすることができました。

  時間(30分くらい?)はかかりましたが、なんとか基本ソフトのインストールが終わりました♪

注1:バージョンについて
LTSは"Long Term Support"の略で長期間(3年)サポートされるという意味、Lucid Lynxはコードネームで頭脳明晰な山猫といった意味のようです。